日本人の食事摂取基準2020炭水化物・タンパク質・脂質
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毎日、どのくらいの食事や栄養を摂れば良いのか
私たちは、基本的に3食の食事を毎日行っています。果たしてその食事は自分にとって必要な栄養や量が摂れているのか、実際にはわかりにくいものです。結果的に、痩せたり太ったりすることで「食べ過ぎたかなぁ」と感じています。国は年齢や性別ごとに、必要な栄養量というものを示してくれています。それを日本人の食事摂取基準と言います。5年毎に改訂され、新しい数値が示されます。本として入手することができますし、厚生労働省はインターネットでPDFを無料配布してくれています。そのページ数は膨大の為、そこから三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質の数値を抜粋して解説します。
日本人の食事摂取基準2020 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
日本人の食事摂取基準2020 厚生労働省
日本人の食事摂取基準は、日本の厚生労働省が、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として制定したエネルギー及び各栄養素の摂取量の基準である。
栄養士などの専門家向けの利用目的で作成されており、保健所や医療施設などで実施する「栄養指導」や学校や事業所などの「給食」の提供の根拠となる科学的データである。
<1日のエネルギー必要量>
※身体活動レベルⅡ(ふつう)の場合です。
身体活動レベルⅡ とは、通勤や通学で歩いたり、週数回の運動をしたり、日常的に普通の活動をしている状態を指します。
< 日本人の食事摂取基準の「身体活動レベルⅡの日常生活の内容」から抜粋>
座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業、接客等、あるいは通勤、買い物、家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
炭水化物の目標量
計算 例)
35歳女性の場合 表1 2050kcal
2050×(50~65%)=1025~1332kcal →1日で摂る炭水化物からのエネルギー量
糖質1g=4kcal
1025~1332/4=256~333g →1日で摂る糖質量
関連ページ
・栄養とは「炭水化物(糖質)とは」
タンパク質の推奨量
1日で摂るタンパク質の推奨量です。
この量を3食に分けて食べるようにしましょう。
関連ページ
・栄養とは「タンパク質とは」
脂質の目標量
計算 例)
35歳女性の場合 表1 2050kcal
2050×(20~30%)=410~606kcal →1日で摂る脂質からのエネルギー量
脂質1g=9kcal
410~606/9=45~67g →1日で摂る脂質量
関連ページ
・栄養とは「脂質とは」
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